学童保育の作業療法に関する研修会に参加しました
2019.12.27
12/15(日) 諫早市社会福祉会館において、「学童保育の作業療法に関する研修会」が実施されました。
離島含めた県内各地から29名の方が参加し、半数以上は身体・精神領域など、小児領域以外の方でした。子育て中の方、子どもの発達に興味の方も多く参加して、発達分野への興味が高まっていることを感じました❗
始めに長崎県学童保育連絡協議会の小山浩会長より指導員の立場から「長崎県内の放課後児童クラブの現状」について講義をいただきました。発達障害を持つ子どもへの対応に悩み、学童保育の現場にOTの支援を求める声が上がっていると話がありました。
次に佐賀県作業療法士会 こども支援委員会委員長 江渡義晃先生より「放課後児童クラブに求められる作業療法」について講義をいただきました。発達分野で関わるOTとして、どのように在るべきか、先生のお話から多くのヒントをもらったように感じました。先生の優しくも分かりやすく、時々出てくるジョークに会場も和んでいました✨
NPO法人しらかば 子ども発達支援室さくらいろ 井手啓介先生からは「放課後児童クラブへの訪問コンサルティング事業」について講義をしていただきました。学童保育の事業所へどのように伝えいくと良いか参考になる、具体的な報告でとても分かりやすかったです。
長崎県立こども医療福祉センター 琴岡日砂代先生より「放課後児童クラブでの発達障害に必要な基礎知識」について、講義をいただきました。普段、子どもと関わることがないOTにも、イメージしやすい内容で、皆さん、熱心に耳を傾けていました。
OTを対象とした学童保育関する研修は、長崎県内では今回が初めてでした。近年の発達障害への関心の高まりを考えると、学童保育への支援ニーズが県内各地で広がることが予測されます。そこで、支援ニーズに対応できるOTの育成が求められています。今回の研修会では、学童保育の現状や支援に必要な知識とスキルを学ぶ機会であったと思います。
発達分野でOTが活躍できる場を増やしてくためにも、今後もこの様な熱意がある研修会を開いていかなければと感じた1日でした🎵