長崎県作業療法士会

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生活行為向上マネジメントとは

MTDLP(生活行為向上マネジメント)とは?

Manegement Tool for Daily Life Performance

一般社団法人日本作業療法士協会(以下,OT協会)が平成20年度厚生労働省老人保健健康増進等事業の取り組みから、国民に分かりやすく地域包括ケアに貢献できる作業療法の形を示すために開発した「『作業療法を見える化』したマネジメントツール」です。

MTDLPは、作業療法の対象者が「したい・する必要がある・することが期待されている生活行為」に焦点を当て,対象者と目標を共有し、対象者が自分の回復に積極的に関与できるように構成されて います。また、PDCAサイクルにより、たえず改善を図っていくマネジメント手法を取り入れています。 MTDLPは、OT協会会員(以下、作業療法士)が以下の3つの包括的視点を持ち、対象者を支援することを重視しています。

3つの包括的視点

  1. 対象者を「生活する人」として、生きる営みに焦点を当て、心身機能や活動と参加の一側面だけ理解するのではなく、個人因子・環境因子までを踏まえ総合的に捉える包括の視点
  2. 対象者の生活を、過去・現在・将来まで一貫して「連続している生活」として理解し、支援する包括的アプローチの視点
  3. 対象者の「作業の継続性」を実現するため、個人の活動から地域の社会資源の活用まで幅広くとらえる包括の視点

MTDLP事例報告手引き(第2版)より引用

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